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携帯/モバイル

★Key:ケータイは、コンシェルジュ、面倒を見てくれるパートナーロボット、口コミ、つぶやき、ささやかな親切・同朋感

・現在、ケータイはこれら、これまで、付加され完成されたサービス環境をもって人をサポートする、生活支援の環境を提供するサービス機器になっている。丁度、ケータイを介し、ケータイの“背後”にある環境を人に与える構図。あるいは、人をサービス内に包み込むようなイメージである。エンタテインメントも含めた“コンシェルジュ”が、今のケータイと人との関係である。
・NTTドコモは、その名の通りサービス名iコンシェルを加え、ケータイ所有者の生活や行動を支援するサービスに注力している。auの場合は、特別にコンシェル的なサービスを加えているわけではないが、音楽、映像、諸々の情報、GPSと連動したウォーキング結果の通知など、エンタテインメントから健康支援まで、やはり、サービス全体にわたってケータイ所有者の、活動を支援する情報環境に拡充させている。
・人とケータイの関係は、ケータイが人の個性・属性・嗜好を理解し、見守るという関係である。ケータイは一種の“パートナーロボット”になってきているものといえる。手の中、ポケットの中に常にパートナーがいるという関係である。
・こうしたケータイの発展は、周辺の状況からも理解できる。インターネットの普及・一般化が最も大きな要因であるが、コンテンツの視聴や、サイトの検索という行為の時代を過ぎ、現状は、口コミや、つぶやきのような“ささやかな”情報が人の役に立っているという環境にある。広告や販促の世界でも、マス広告の一方で口コミ情報が、有力な情報源として信頼を増す方向にある。
・この周辺環境は、当然享受する側の人と影響しあいながら、変化してきたものであるため、個人がこうした“ささやかな情報”を受け入れる体質にあるということである。その結果、コンシェルジュの存在に必然性が出てくる。

◆人とサービスの関係(イメージ)




・NTTドコモのiコンシェルは、2008年冬モデルの発売と同時に、2008年11月19日にスタートした。契約件数は増加し、2009年2月に50万件、4月には100万件の契約となった。7月現在150万件程度と推察される。サービスのメニューは現在30種類であるが、さらに増加させるとしている。

◆ケータイ機能・サービスの発展




各社の方向性 :コンテンツとケータイと人の関係

★キャリア3社、それぞれコンテンツの扱い方、提供の仕方が異なる。時間の経過とともに考え方に差が出てきている。
・NTTドコモ → 個人の生活支援。ケータイがパートナーロボットとして個人にお仕えする感じ。
・auKDDI → 音楽、電子書籍などエンタメ指向。コンテンツとサービスでauが個人を包む感じ。
・ソフトバンクモバイル →個人はYAHOOを訪問する。ケータイは、コンテンツやサービスに触れるビューワ―という感じ。

◆NTTドコモ




・NTTドコモは、ハードウェア、機能ともに業界の先行者である。コンテンツサービスを導入したのも同社が最初である。ケ ータイを電話機の概念から、ディスプレイという表示機能をもって、見る、情報を得る、端末に拡充させたということであ る。
・ケータイの環境に、PCとインターネット同様のサイトを用意に豊富なコンテンツをそろえてきたが、2008年秋以降の動向 は、ケータイを持つ個人に対し、ケータイはコンシェルジュとして人を支援するという段階に入っている。人から見ると、ケータイと人との関係はサイトへのアクセスという、能動的な関係から、ケータイがお知らせするという、受動的な関係に発展していることが分かる。
・ケータイ側から見れば、ケータイが人の訪問を受ける受動の立場から、ケータイがアクションをおこす能動的・積極的立 場に変化したということである。この能動サービスが、NTTドコモの最新の動向である。ケータイの方向性は、パートナ ーロボットであるといえる。

◆auKDDI




・auのサービスEZwebは、音楽・映像、エンタメ番組のダウンロード視聴など、比較的エンターテインメント色が強い傾向にある。この中では現在、電子書籍のEZブックで、作品を拡充しているところである。このほか、スポーツという区分には、ランニングやウォーキングのトレーナーとなって人を支援するサービス、消費カロリーコントロールやアドバイスのサービスも楽しみながら使えるよう、エンタメ的な演出がなされている。
・全体的には、ケータイ所有者がいつでも、どこでもコンテンツやサービスに、自由に触れられるよう、EZコンテンツで人を包み込むようなイメージである。EZブックは現在注力してサービスで、小説やコミックをどこでも読めるよう作品を増やしている段階にある。

◆ソフトバンクモバイル




・ソフトバンクモバイルのコンテンツサービスの主体は、YAHOOである。ケータイは、YAHOOのサイトに行くためのビューワ―、という位置づけである。
・ソフトバンクモバイルの場合、NTTドコモ、auのようにケータイ専用のサイトを運営するのでなく、必要な情報はYAHOOのサイトをそのまま利用するという考え方である。アップルのiPhoneに見られる、スマートフォンの考え方に近い指向である。NTTドコモ、auが日本型のケータイコンテンツモデルとすれば、ソフトバンクは、欧米のモデルといえる。
・世界的には、今後、ケータイでコンテンツを楽しむという時代に移行する方向にあるが、コンテンツの扱いは基本的には、インターネットのサイトにアクセスするという方向である。アップルのiPhoneは、通話機能の付いたPCという製品であるといえるが、ケータイ端末の今後は、これに見られるように、より、PCに近くなるものといえる。
・PCの世界には、“5万円パソコン”がある。サイト閲覧、メールが用途の主体であるため、“ネットブック”とも呼ばれている。ケータイもこの“ネットブック”に近似した方向にあるといえる。


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